植木の空也上人像(うえきのこうやしょうにんぞう)
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像は室町時代を降らない時期の木彫立像(もくちょうりゅうぞう)であって、高さ48cm、最大幅16cmを測ります。本体はほぼ完全ですが、左手首を欠失しており、手にもっていた錫杖(しゃくじょう)、鈷鉦(こしょう)等の仏具が失われています。また厨子(ずし)もほぼ完全に残っています。九品念仏(くほんねんぶつ)、歌舞伎の歴史をたどる貴重な資料で、植木地区の歌舞伎役者、傀儡師(くぐつし)達に信仰されてきました。中世の植木には、そうした信仰の母体として「寺中(じちゅう)」と呼ばれる組織がありましたが、この組織は、筑前においては博多・芦屋・植木の三箇所にしかみられず、中世においては植木地区が交通の結節点として特に重要な位置を占めていたことがわかります。なお、植木の歌舞伎役者は明治中期頃まで西日本一帯を巡業して活躍していました。県指定民俗文化財である植木三申踊は植木役者が後世に伝えたものであり、現在に継承されています。「筑前国続風土記」によれば、聖人堂を中心に30軒程が歌舞伎を専業としていたといい、江戸時代前期における状況がわかります。この上人像は彼等の活動の盛時を伝える数少い遺品といえます。
※この文化財は地区の財産です。見学の際は地区の迷惑にならないよう気をつけましょう。
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直方市役所 教育総務課 教育庶務係
電話:0949-25-2321
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