滑石製経筒(かっせきせいきょうとう)
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滑石製の経筒で、蓋を失っていて筒身(とうしん)のみが残されています。筒身は断面四角形の柱状を呈します。口部及び底部がややすぼまっていて経巻を納めるために内側がくりぬかれています。また、外面には縦に幅3cmの工具痕(こうぐこん)が残っています。この種の滑石製経筒は、福岡・佐賀・長崎・鹿児島・島根に分布しています。用途もそれ自体が経筒である場合と、銅製経筒を納めるための外容器の場合とがあります。九州では30例ほどあり、しかも北部九州に集中しています。これは、古代末期から中世にかけて北部九州を中心にたくさんみつかっている滑石製石鍋(かっせきせいしなべ)の分布と重複します。この地域には長崎県大瀬戸町や福岡県大牟田市など滑石の産地があり、これらの経筒もこうした場所で生産されたものと考えられます。この経筒は銘文もなく由来等は一切不明ですが、類例から平安末期の作と考えられます。
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直方市役所 教育総務課 教育庶務係
電話:0949-25-2321
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