
1月26日は文化財防火デー
更新日 2024年03月31日
令和4年1月26日、市消防本部が山部の西徳寺で消防訓練を実施しました。同寺には、県指定文化財の梵鐘(ぼんしょう)と市指定文化財の山門があります。梵鐘は福岡藩の城内に「時の鐘」として用いられていたもので、儒学者、貝原益軒の銘文がある貴重な文化財です。また、山門は間口2間、切妻造りの薬医門で、直方藩主の館から移築されたものと伝えられています。
今回は本堂から出火した火災から文化財を守ることを想定し、消防車と10名の消防隊員による迅速な放水訓練が行われました。昭和24年に法隆寺金堂壁画が消損した日を「文化財防火デー」と定め、毎年1月26日に市内の文化財のある場所で消防訓練をしています。訓練後、岸本消防長は「訓練を通じて市内に貴重な文化財があることを知ってもらい、防災への意識も高めてほしい」と述べました。