
一級河川遠賀川流域に設置されている樋門の管理システムに関する研究成果発表会を開催しました
行政課題解決型IoT開発実証事業
直方市では、昨年12月から行政課題を解決するためのIoT開発実証事業として、遠賀川流域に設置されている樋門の遠隔監視、遠隔制御に関する研究開発を行っています。
近年、全国各地で集中豪雨等による河川の増水等によって、甚大な災害が発生しています。河川には増水に係る被害を防止するため、多数の樋門が設置されており、住宅地等に降り注いだ雨水を河川に流したり、河川が増水した時には住宅等に河川の水が逆流しないように堰き止めたりしています。しかし、この樋門には、それぞれの門の開閉や管理を行う担当者がいるものの、高齢化やその作業の危険性により、担い手不足が深刻化しており、洪水被害の防止等の観点から早急な問題の解決が求められています。
本研究事業では、遠賀川をはじめとする各河川に設置された樋門の管理について、遠隔地から監視し、制御を可能とするシステムの構築について調査検証することを目的としており、令和3年3月19日(金曜日)に、その研究成果発表会を開催しました。
研究メンバー
直方市役所 産業建設部 土木課、商工観光課(直方市IoT推進ラボ)
アドバンテックテクノロジーズ株式会社
株式会社ジェー・フィルズ
福岡大学 工学部電子情報工学科 大橋研究室
直方市遠隔監視制御型樋門管理システム研究成果概要
研究成果報告書(概要) (979KB; PDFファイル)