
救急車適正利用のご協力について
令和6年 救急件数過去最高 3782件!
令和6年中の救急件数は、3,782件で昨年中の3,628件より154件増加しています。
搬送人員は3,521人で65歳以上の高齢者は2,460人と全体の約70%を占めており、
令和5年中よりも8.4%上昇しています。
高齢化率の上昇及び生活習慣病を背景として今後も救急出場の増加が危惧されています。
15人に1人が救急車を利用したことになります。
(直方市の人口54,686人 2025.1.1現在)
消防本部が保有している4台(救急予備車含む)の救急車が全て出場する事案が過去最高の34回を記録し、遠くの病院に搬送した救急車が現場に向かうため、現場到着時間の平均が10分12秒となっております。
本当に助けを待っている人のために、救急車が必要かどうかもう一度考え、119番通報をお願いします。
実際にあった救急車の不適正な利用事案
ほかにも、
・「タクシーが捕まらなかったから呼んだ。」
・21歳男性、虫歯のため救急要請。
・ひげを剃り顎から出血をした。
本当に救急車でなければならないのか、緊急性があるのか。
救急出場の現状
〇H15~R5(2年毎)における救急の推移をあらわしたグラフです。
グラフの通り、年間の救急車出場件数や救急活動時間は右肩上がりの傾向にあります。消防署が所要する救急車には、限りがあるため全ての救急車が出場してしまうと、本当に緊急である市民へ救急車の到着が遅れてしまいます。
救急車を呼んでいいのか、病院にかかる必要があるのか?と迷った際は、
救急車を呼ぶかどうか迷ったときには救急電話相談
※ 直方市消防本部 救急係
(電話)0949-25-2303
※ 救急安心センター事業 「#7119」
※ 小児の救急電話相談「#8000」
休日や夜間に体調を崩したお子さんをむやみに休日当番病院に連れて行くと、親子ともに疲れてしまい、病状の悪化につながる場合も考えられますが、症状によっては氷枕などで冷やしたり解熱剤を使用したりして、一時的にお子さんの症状をやわらげ、翌日にかかりつけ医を受診すればよい場合も多いようです。 自分で判断するのが難しい場合は、小児救急医療電話相談「#8000」等で専門家に相談すると良いでしょう。
正しい救急車の使い方とは。
詳細は救急車を上手に使いましょう(外部リンク)をご確認下さい。
救急車を呼ぶか迷ったときなどは、下記お問合せへ相談頂くか、「困ったときの救急医療情報サービス」をご確認下さい。
119番に電話する際の注意点などは「火災と救急は119番へ(119番のかけ方)」をご確認下さい。
救急車で病院に行けば、病院での診察順番が早くなるなどの誤解から救急車を呼ぶ方もおられますが、病院での診療順番は症状によって決まりますのでそのような事実はありません。正しい救急車の利用にご協力下さい。