
第66次南極地域観測隊隊員に選抜(11/28)
令和6年11月28日、第66次南極地域観測隊員に選抜された直方市出身の太田計介氏が、南極大陸に出発することを報告するため、大塚市長を表敬訪問しました。
大学進学後にアパレル企業で働く傍ら、趣味で登山を始めた太田さんは、アルパインクライミングを中心に、沢登り、アイスクライミング、長期縦走、海外遠征と四季を通じて幅広く山を楽しみ、その経験を活かしてアウトドアブランドの企画・商品開発に携われます。その後、本格的な登山を経験する中で、登山に関する高い技術や知識を身に付け、山岳ガイドとして独立し、山岳ガイドとしての知識と経験、高度な安全管理技術を評価され、第66次南極地域観測隊の野外支援隊員として選出されました。
太田さん、「私は、南極大陸から少し離れた東オングル島にある昭和基地を拠点に、野外観測支援を行う支援隊員として、隊全体の安全管理を行います。具体的には、たくさんの研究者の方々が安全に野外に出て観測できる状況をつくったり、流れる氷河の間にできるクレバス(大きなひび割れ)への落下防止や落下時のレスキューなども行います。危険はもちらん伴いますが、楽しみです」と南極での活動予定を説明し、意気込みを語りました。
大塚市長は、「まずは、無事に帰ってきていただくことですが、現地で活動した経験をまたお話いただけることを楽しみにしています。ぜひ、機会があれば地元の学生達にも直接話を聞かせてあげてほしい。頑張ってきてください」と激励しました。